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配信:2019年9月11日

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サブドメインとサブディレクトリ、どっちを選ぶ?


こんにちは!bingo!CMS広報担当の鈴木です。
 
bingo!CMSを使って、同じドメインで複数のサイトを制作し、管理画面を
分けて運営したいという方(ありがとうございます)から
サブドメインとサブディレクトリ、どちらを選ぶべきですか?」という
質問をよくいただきます。
 
今回はサブドメインとサブディレクトリの違いと、bingo!CMS(インストール版)における
扱いの違いについてまとめてみました!
 
 

サブドメインとサブディレクトリとは?

サブドメイン、サブディレクトリのイメージ画像

まずは前提から。
どちらも、独自ドメインを分割するためのオプションのようなものです。
https://●●●.com/ というURLがあった場合、それぞれ下記を指しています。
  • サブドメインとは
    例:https://sub.●●●.com/
    ドメインの直前にある「sub」の部分です。
    本ドメインの前に文字列を置き、.(ドット)で区切ります。
  • サブディレクトリとは
    例:https://●●●.com/sub/
    ドメインの1階層下にある「sub」の部分です。
    本ドメインの後に文字列を置き、/(スラッシュ)で区切ります。
両者の違いは一目瞭然ですね!
 
 

サブドメインとサブディレクトリの使い分けは?


ある1つのドメインに対し、別のテーマや役割の異なるコンテンツを扱う
場合はサブドメイン、同じテーマで詳細ごとにコンテンツを分ける場合は
サブディレクトリを使うとよいとされています。
 
例えば「bingo!建設」という架空の建設会社(https://bingo-kensetsu.com/)があったとします。
その建設会社が、本業の建設事業とは別に、ソーラーパネル販売事業を
始めることになり、新規サイトを立ち上げることにしました。
この場合、想定するドメインは下記の2種類のようになると思います。
  1. サブドメイン式(https://solar.bingo-kensetsu.com/ など)
  2. サブディレクトリ式(https://bingo-kensetsu.com/solar/ など)
そして、どちらを選ぶかは立ち上げたいサイトの目的により異なります。
 
例1.
ソーラーパネルの紹介だけではなく、ソーラーパネルの必要性の開設や
施工事例、コラムやブログなども開設して事業を大々的に打ち出したい!
→この場合はサブドメイン式をオススメします。
 
例2.
ソーラーパネル販売事業は「bingo!建設」の事業のひとつで、あくまでも
メインは「bingo!建設」の公式サイト。建設事業と並列して並べたい。
→この場合はサブディレクトリをオススメします。
 
そのテーマで何をしたいか?誰をターゲットにするのか?ゴールはどこか?
などはサイト制作前に設計する基本的なことですが、この設計によって
サブドメインとサブディレクトリ、どちらを使用するか選定しやすくなります。
 
 

SEO的にはどちらが有利?


サブドメイン、サブディレクトリのどちらを選んでもSEO的には大差ないと
言われています。
 
過去にはサブドメインでサイトを量産し、相互リンクを貼ってページ評価を
あげるやり方もありましたが、近年はその手は通じなくなっています。
 
今年6月、Googleの検索アルゴリズムが変更され、検索結果に1サイトあたり
2ページまでしか表示しないというルールになりました。
ならサブドメインは別サイト扱いとなって表示されるページ数が増えるのかと
思いきや、元のドメインと同じドメインとみなされ、検索結果に表示される
ページ数は増えないとのことです。
 
例外もありますが、SEOのためにあえてサブドメインを選ぶ必要はありません。
 
参照 https://webtan.impress.co.jp/e/2019/06/21/33049
 
上記をふまえて書き出すと、概ね下記のような違いがあるようです。
 
サブドメインのメリット・デメリット
  • ドメインの評価はサブドメインごとに分散される
  • ターゲットを絞った詳細なコンテンツが作成できる
  • テーマの一貫性が高まる
  • サブドメインごとの管理が必要
  • 対象ではないターゲットには響かない
ドメインの評価はサブドメインごとに分散されるため、サブドメインの
テーマごとにコンテンツをしっかり作成・更新していくことが求められます。
ターゲットを絞った詳細なコンテンツが作成できるため、テーマの一貫性が
高まり、Googleから専門性が高いサイトと認識される可能性があります。
ターゲットではないユーザーからは全く閲覧がなくなる可能性があります。
 
サブディレクトリのメリット・デメリット
  • 1つのドメインに対しすべての評価が集まる
  • ターゲットを絞らない幅広いコンテンツが作成できる
  • テーマが分散しやすい
  • ディレクトリ管理が面倒
  • ターゲットがぼんやりしがち
元のドメインの下層ページ扱いなので、1つのドメインに対し全ての
評価が集まります。
ディレクトリごとに幅広いコンテンツが作成できますが、管理・更新が
しっかり出来ていないと、Googleからページがあるだけで内容が薄いサイトと
判断される可能性があります。
網羅的なサイトとして、幅広いユーザーに閲覧される可能性があります。
 
ほぼ一長一短ですが、どちらを選んだ場合も元のドメインに対する
何らかの影響は避けられません。
サブドメイン、サブディレクトリでサイトを制作するメリットが
感じられない場合は、思い切って全く異なる独自ドメインを取得することも
検討したほうがいいかもしれません。
 
 

bingo!CMSにおける扱いの違い


最後に、bingo!CMS(インストール版)での両者の扱いの違いをご説明します。
恐らく皆さまはここが一番知りたいところだと思いますが…
  • サブドメインの扱い
    別ドメイン扱いとなるため別途ライセンスが必要
    ※「www」は例外のため除きます。
    下記2つのサイトを制作する場合は、ライセンスは2本必要です。
    https://bingo-kensetsu.com/
    https://solar.bingo-kensetsu.com/
  • サブディレクトリの扱い
    ドメイン内の下層ページ扱いとなるためライセンスの追加購入は不要
    下記2つのサイトを制作する場合は、ライセンスは1本のみ必要です。
    https://bingo-kensetsu.com/
    https://bingo-kensetsu.com/solar/
サブディレクトリ式を採用する場合は、下記も考慮に入れてください。
  • 管理画面がディレクトリごとになる
    希望するURLごとにディレクトリを作成し、bingo!CMSを
    インストールします。そのため管理画面もディレクトリ分設置されます。
  • ページ数
    元のドメインで10ユーザー/100ページまでのライセンスを購入した
    場合、サブディレクトリも10ユーザー/100ページまでとなります。
    合算ではなく、それぞれでカウントされます。
弊社の売上的にはサブドメイン式を選んでいただけると大変嬉しいのですが、
ぜひご自身のサイト制作に最適な方法を選んでくださいね。
 
それでは!
 

アーカイブに関するご注意

この記事はbingo!CMS広報担当独自の見解を元に執筆しています。
また、記事公開時点での情報に基づいているため内容が最新でない場合があります。

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