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配信:2019年10月30日

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Flash 終了があなたにもたらす影響


こんにちは!bingo!CMS広報担当の鈴木です。
 
10月28日(現地時間)、Google がウェブマスター向け公式ブログで「さようなら、Flash」と題した記事を公開しました。
 
ご存じの方も多いと思いますが、Flash は2020年末でサービスを終了します。
Google も Chrome の Flash のサポートは2020年末で終了すると告知していましたが、これに先立ち、2019年末で Flash コンテンツの検索結果へのインデックスを終了することにしたのです。
 
『Flash 終了』が、一体皆さまにどういった影響をもたらすのか?
ざっくり解説します!
 
 

Flash 終了までの経緯


まずは前提から。
 
Flash とは、Adobe 社が提供している動画やゲームなどを扱う規格です。
アニメーションなど、視覚に効果的なコンテンツを手軽に作成でき、一時は様々な媒体で使われていました。
作成されたファイルは Adobe Flash Player というプラグインで閲覧しますが、多くのブラウザで導入されていたので、そうとは知らずに使用していた方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、2010年頃を境に脆弱性や互換性のなさが指摘されるようになり、ユーザーはどんどん減っていきました。
現在では、クライアント側のプログラミング言語のトレンドとしては3%程度の使用率のようで、その立場は HTML5 などの他の技術に完全に取ってかわられています。
 
Chrome や Safari などのブラウザはデフォルトで Flash をブロックするようになり、ついに2017年には Adobe からも2020年末を持ってサポートを終了すると公式に発表がありました。
 
Adobe Flash Player ブロックのイメージ画像
現在、多くのブラウザで Flash コンテンツはブロックされます。

今回の Google のウェブマスター向け公式ブログでの発表は、こうした流れを受けたものです。
Chrome の Flash のサポートは2020年まで続きますが、その前段階として一足早く、検索結果のインデックスをやめることを宣言したわけです。
 
 

Flash を放置するとどうなるか


ネットを閲覧していると、『Adobe Flash Player はブロックされています』や『プラグインが見つかりません』といった、Flash コンテンツを放置して閲覧できなくなっているサイトを見かけませんか?
 
Adobe や 各ブラウザの Flash のサポートが完全に終了した後は、ページ内の Flash が配置されている箇所は全く表示されなくなるそうです。
つまり、見かけ上は、そこに Flash コンテンツがあるかわからなくなります。
 
見えなければ、そのまま Flash コンテンツを放っておいてもいいとお思いですか?
そう単純にはいきません。
  • 脆弱性が放置される
  • 重要な要素がユーザーの目に触れず機会損失となる
  • 意味不明なページとなりユーザーの離脱に繋がる
  • ユーザーの期待感を裏切り信頼度が低下する
  • SEOの評価が下がる
などなど、弊害は数えれば枚挙にいとまがないほどです!
 
 

Flash を一発で探し出す方法


運営期間が長いサイトは、担当者が変わるなどが原因で、どんなコンテンツが公開されているかわからなくなることがありますよね。
 
ご安心ください。
皆さまが管理しているサイトで、 Flash コンテンツが検索結果に表示されるかを確認する簡単な方法があります。
 
Google 検索で、下記を検索してみてください。
filetype:swf site:www.bingo-cms.jp(下線を調べたいサイトURLに置き換える)
 
これで Google 検索にインデックスされた swf ファイル(Flash の拡張子)があるかを調べることができます。
 
Adobe Flash インデックスのイメージ画像
 
現時点でインデックスされている Flash コンテンツがあれば、検索結果に表示されるはずです。
※この方法も2019年末で利用できなくなるので、お早めに!
 
もし見つけてしまったら、今すぐ画像や動画など、別のファイルに置き換えることをご検討ください。
 
 

bingo!CMS と Flash の関係は?


バージョン1.7以上をご利用の方はまったく影響はありませんが、実はバージョン1.6までは、素材管理で Flash Player プラグイン が使われていました。
 
現に、bingo!CMS をバージョンアップされていないお客さまからは、素材ファイルをアップロードするボタンが表示されなくなったなどのトラブルが報告されています。
 
現在は、一時的な対応としてブラウザ側で Flash を受け入れる設定ができますが、今後はそれも不可能になる可能性が高いです。
最悪の場合、2020年末には素材ファイルのアップロードができなくなってしまうのです!
 
また、ご利用のバージョンが1.5以下だった場合、すでにサポートを終了しているため、バージョンアップツールの提供がありません。
バージョンアップするためには、弊社への代行作業依頼が必須となります。
 
ここからは弊社からのお願いも含まれますが…
 
Flash 終了の前後は、弊社へのバージョンアップ依頼が集中することが予想されます。
もし、すぐにバージョンアップが必要な状況でも、即座に対応できるとはお約束できません。
日程に余裕を持ってお申し込みいただけますよう、お願いいたします。
 
 

Flash 完全終了に備えよう!


『Flash 終了』について、重要性をおわかりいただけたでしょうか。
少しでも脱・Flash や、bingo!CMSのバージョンアップを検討される一助になれば幸いです。
 
bingo!CMSは、スライドショーユニットやアニメーションの設定など、Flash を始めとした特別な規格を使用しなくても、視覚に訴えるコンテンツを簡単に作成できます。
もし、 Flash コンテンツを使った古いサイトを運営している方が皆さまの周りにいらっしゃるようでしたら、ぜひこのメールを転送し、 bingo!CMS をおすすめして差し上げてください。
 
ちなみに、バージョンアップのお申し込みフォームはこちらです。
バージョンアップお申し込み - bingo!CMSパートナー専用フォーム
 
…と、最後は宣伝で終わります!
 
 
それでは!
 

アーカイブに関するご注意

この記事はbingo!CMS広報担当独自の見解を元に執筆しています。
また、記事公開時点での情報に基づいているため内容が最新でない場合があります。

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