bingo!CMSニュースレター

配信:2020年11月25日

パートナー向けニュースレターのアーカイブです

 
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こんにちは! bingo!CMS 広報担当の鈴木です。
 
前回の『空を置き換え』に続き、今週もPhotoshop 2021に搭載された新機能についてご紹介します。
 
テーマは『ニューラルフィルター』です!
 
ニューラルフィルターとは、Photoshopの新しいワークスペースです。
Adobe Senseiの技術を活用した機械学習を使用し、複雑な手順を必要とせず画像に様々なフィルターをかけることができます。
 
さっそく検証を始めましょう!
 
 

Photoshop『ニューラルフィルター』を試してみた!


まずは準備するもののご紹介です。
●ニューラルフィルターを適用したい写真
今回の検証では人物写真を使用します。
 
手持ちの写真ではちょうどよいものが無かったので、bingo!CMS公式Facebookから拝借してきました。
 
サンプル画像(弊社代表)

はい、ご存じ弊社代表です。
 
以前このニュースレターでさんざんネタ扱いしてしまったにも関わらず、海のような寛大な心で許してくれました。
なので今回もガンガン使わせてもらいます!
 
●Photoshop 2021
操作ウィンドウは、Photoshop 2021で写真を開き、『フィルター』>『ニューラルフィルター』で表示します。
※Photoshop 2020以下では操作ができませんのでご注意ください!
 
Photoshop 2021の編集画面

フィルターには、写真全体に適用するものや、人物の顔のみに適用するものなど、様々な種類があります。
 
現在使用できる主なフィルターは、以下URLで紹介されています。
ニューラルフィルターリストと FAQ
※Adobeのサポートページが開きます。
 
Photoshop 2021「ニューラルフィルター」の操作手順1

フィルターは、『すでにリリース済で完全に使用できるもの』『ベータ版だがテスト的に使用できるもの』『近日リリース予定で紹介のみのもの』の3つのカテゴリに分けて表示されます。
 
また、フィルターを初めて使用するときは、まずフィルター名の横にある雲のアイコンをクリックし、フィルターをダウンロードしておきます。
ダウンロード後は、雲のアイコンがフィルターのオン・オフボタンに変わります。
 
 

実際にやってみた


それでは、実際にニューラルフィルターを適用した写真を見比べていただきましょう。
 
Photoshop 2021「ニューラルフィルター」の操作手順2

人物写真の場合、ニューラルフィルターを開くと、自動で顔を検出し青枠で囲みます。
 
試しに『スマートポートレート』というフィルターをオンにし、『笑顔』にチェック、スライドバーの位置を『30』に指定してみると…。

よもやよもや!
すこし顎から首にかけて画像が潰れてしまっているものの、すでに微笑をたたえていた弊社代表の表情が、より口角が上がったニッコリ笑顔に変化しました。
 

並べてみた

フィルター適用前のサンプル画像
フィルター適用前
「笑顔」適用後のサンプル画像
フィルター適用後

顔が正面を向いていない上にメガネをかけているにも関わらず、本人の心からの表情かのように加工できているのがすごいです!
 
これがほんの数クリックで実現するとは、少し怖いくらいですね。
 
ちなみに、私の検証中はパソコンのモーターが唸るような負荷がかかることはありませんでした。
 
Photoshop 2021「ニューラルフィルター」のレイヤーの説明

適用したフィルターを保存する際は、6つの形式から選択できます。
 
デフォルトの『新規レイヤー』を選択すると、元の画像は保持したまま、フィルターの差分のレイヤーが作成されます。
 
 

いろいろなフィルターを試してみた


せっかくなので、他にも面白そうなフィルターをかけてみました!
 

『肌をスムーズに』

フィルター適用前のサンプル画像
フィルター適用前
「肌をスムーズに」適用後のサンプル画像
フィルター適用後

『ぼかし』と『滑らかさ』を調整して、ニキビ跡やシミ・しわ等を目立たなくする美肌フィルターです。
 
まるごと隠してしまうのではなくなじませる程度なので、元の特徴を損なわず調整ができますね。
 

『スタイルの適用』

フィルター適用前のサンプル画像
フィルター適用前
「スタイルの適用」実施後のサンプル画像
フィルター適用後

フィルターにデフォルトで登録されているイラストや絵画を元に、色調やテクスチャを『●●っぽい感じ』に加工できるフィルターです。
 
このサンプルでは葛飾北斎の神奈川沖浪裏を適用しましたが、和紙の質感というか、何だか紙幣っぽい感じになりましたね。
 

『メイクアップを適用』

フィルター適用前のサンプル画像
フィルター適用前
「メイクアップを適用」実施後のサンプル画像
フィルター適用後

あらかじめ、Photoshop 2021で、フィルターをかけたい人物写真(Aとします)と、メイクを参照したい人物写真(Bとします)を開いておきます。
続いて、Aにニューラルフィルターの『メイクアップを適用』をオンにして、Bを参照画像に指定すると、Aの目元と口元にBのメイクが施されるフィルター。
 
ちなみに、メイクの参照写真はこちらです。
 
メイクアップの参照画像

どんな風になるんだろ〜?と気軽な気持ちで試しました…が、
なかなか衝撃的なお写真が完成してしまいました。
 
ですが、目元と口元は見事にメイクアップ!されましたね。
お美しいです…。
 
 

弊社代表の七変化はいかがだったでしょうか。
 
ちなみに、複数の人物が写った写真に前述の『スマートポートレート』を試したところ、20人くらいの集合写真でも、ちゃんとひとりひとり顔が認識されました。
フィルターはいっぺんにかけるのではなく、ひとりひとり顔を選択して適用するイメージです。
 
ただ、写っている顔のサイズが小さくなると、キレイにフィルターをかけるのは難しいようで、顔の周りがもやもやしたり荒くなってしまいました。
 
おそらく(うすうすお気づきとは思いますが)、人物の顔にかけるフィルターに関しては、証明写真やポートレートなど、比較的表情がはっきり写っている写真に向いた機能なのだと思われます。
 
ですが『肌をスムーズに』などは、普段のWeb制作でも役立つフィルターだと思いますので、試してみる価値はアリそうです。
 
 
以上、ご参考になれば幸いです。
 
 
それでは!
 

アーカイブに関するご注意

この記事はbingo!CMS広報担当独自の見解を元に執筆しています。
また、記事公開時点での情報に基づいているため内容が最新でない場合があります。

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